2012年1月3日火曜日

ダイハツミライースにドア連動フットライト増設。

新年の休みの間に、日曜大工(DIY)でいろいろやってしまいます。

今回取り組んだのは、LEDフットライトの設置です。

フットライトというのは、ここでは、運転席、助手席の足元を照らすライトを差します。夜間の乗り降りの際、足元が真っ暗よりは明るいほうが良いですよね。

オプションであるのかも知れませんけど、納車されたミラ・イースにはフットライトがついていませんでした。なので取付けることにします。


さらに、ただライトを付けるのだったら簡単かもしれませんけど、これをルームランプと連動させることにしました。ダイハツミラ・イースのルームランプ(天井のライト)は、DOORモードにしておくと、軽自動車にも関わらず、ドアを閉めた後しばらく点灯していて、消えるときもゆっくり消えます。うーん普通車みたい。

なお、今回は写真を撮っていませんので文字だけの解説です。

材料
  • LEDライトは好きなものを買ってください。カー用品店(YellowHatやAUTOBACS)に行くと、エーモンという会社のカーパーツがたくさんあると思います。
  • 配線は、天井から車内取り回し分を買います。5mあればよいでしょう。後部座席まで回したり、複雑に配線するにはそれなりに多く買います。LEDなので消費電力は少ないので、配線は太くなくていいです。
  • 端子。かしめ工具で配線に端子を取り付けます。
  • エーモンの配線分岐用パーツ
  • エーモンの、ヒューズボックスから配線を取り出すパーツ(取り出そうとする常時+ヒューズの容量に合ったもの)
工具は持ってない場合は買います。

全体の流れ
・天井のルームランプから、助手席前のヒューズボックスに配線を通します。この配線はヒューズボックス経由で、足元のLED設置場所まではわせます。ここがコツですけど、通る配線は1本です。プラスとマイナスで2本と考えるかも知れませんが1本です。
・ヒューズボックスから、常時+12Vの配線をとります。
・LEDを希望の場所に設置します。

簡単に書くとこんな感じです。


手順1
天井のルームランプのフタを、マイナスドライバーや内装はがし工具でこねて外します。+ネジ2ヶ所を緩め、ランプ自体を外します。最後まで外したままです。

手順2
ルームランプに2本の線が来ている事を確認します。検電テスターをつかって、1本に常時+電圧がかかっている事を確認します(電気が来ている事を確認します)。たしか緑のほうだったと思います。
今回使用するのは、電気が来ている方ではありません。ピンクの方だったと思いますが、そちらを使用します。
※コメントをいただきました。この2本の配線は緑色、ピンク&紫の2本です。で、記憶が曖昧なので、どちらを使用するかは、検電テスターで調べてください。常時+電圧がかかって「いない」方です。


手順3
ここで念のために電気をカットします。助手席まえのグローブボックスを開け、引っ張って取り外します。奥にヒューズボックスがあるので、ヒューズボックス内にある工具かラジオペンチを使って、DOMEと書かれた5Aヒューズを外します。どれがDOMEかは、外したグローブボックスの裏側に書かれています。

手順4
ルームランプから配線します。どこを通しても良いのですけど、私の場合は、ルームランプから、助手席側へ真横に配線しました。

まず、助手席ドアを開け、前のピラー(Aピラー) からドア外周の縁取りを覆っているゴムを無理やりはがしていきます。簡単に外れます。どんどんはずして助手席上の取っ手(握り)よりまだ後ろまで外します。(ちゃんと後で戻せますので安心して下さい)
Aピラー内装上部を指で開くと中に白いプラスチックの止め具が見えるので マイナスドライバーなどでこじ開けるようにひねり、外します。パカッと簡単に外れます。全部で3ヶ所あるので外します。Aピラー内装が外れそうになるはずです。下の端は外さないでおきます。(はずしても良いけど、もとに戻すのが大変そうだし、そもそもなにかネジで止まっているのかも知れない)



針金や、カー用品店にある専用の工具を使って、ルームランプを外した穴から、左右にルートがあるみたいなので、そこを通しながら配線を1本だけ通します。割りと素直に線が通ります。
通した線は、ゴムをはずしたところから中に押し込みながら前に進めていきます。Aピラー内側にも這わせて、一気にヒューズボックスまで持って行きます。

ここで感覚的には半分終わりです。

手順5
ヒューズボックスから常時+電源を取ります。エーモンのパーツなどを使います。先ほど外したDOMEの5Aからとっても良いでしょう。

手順6
LEDのライトの取付と配線。好きな位置に設置し、プラスとマイナスの配線をします。プラスはヒューズボックスから取り出したプラスへ、マイナスはルームランプから配線した線につなぎます。出来れば、ハンダ付けや直接結線より、適当に端子を付けておいた方があとあと交換とかするときに便利だと思います。
LEDのライトの位置は試しながら最後に決めても良いと思います。

手順6
ルームランプ周りの処理をします。手順2で確認した線から、エーモンの配線分岐用のパーツを使って、新規設置した線と結線します。

手順7

ここで全ての配線が終わったので、通電テストができます。外しておいたヒュースを戻してみます。どうですか?LEDライトは点きましたが?配線が正しくてもつかないかも知れません。なぜならドアを開けて作業を長時間していたので、ルームランプ配線への通電がカットされている可能性があります。
他のドアをしめても、助手席のパッキンは外したままなので締められないと思いますから、ボディ側にある開閉のセンサースイッチを押して、ドアを閉めたと認識させてから開けてみましょう。
上手く行っていれば点灯するはずです。ドアを閉めても(助手席側の開閉センサーを押しても)しばらく点灯して、すーっと消えていけば大成功です。

手順8
撤収です。ルームランプを元に戻し、Aピラーを元に戻し、ドアパッキンを元に戻し、グローブボックスあたりを元に戻します。

手順9
せっかくですから、ルームランプもLEDタイプを買って交換しておいたほうが良いかも知れません。なぜなら、今回のLED増設で、配線を流れる電流は増えているはずですから、少しでも消費電力(電流量)を少なくするためです。

以上写真なしの解説でした。
所要時間は2時間程度でできると思います。

解説
ルームランプへは常時電気が来ています。(だから、停車時でもキーを抜いてもルームランプはつくはずです)。
大抵の車のルームランプには、ONとDOORの切り替えがあると思いますが、ONにすると、その場でアースされます(ルームランプの位置で車体(ボディ)にマイナスアースされて電気がつく)。だから、マイナスの配線はありません。


ルームランプをドア連動(DOOR)にすると、コントローラー回路の制御を受けます。ルームランプへ来ている2本の配線のうちの1つがこのコントローラー回路への配線です。
コントローラー回路があるので、ゆっくり消灯したり、ドアを閉めてもしばらく点灯していたり、エンジンを切ったら点灯したりという制御が可能となっています。
コントローラー回路は、各ドアに付いているセンサースイッチなどと連動しています。

今回のドア連動フットライトでは、どうしてもこのコントローラー回路へ電気を流してやらないといけないので、配線を増設しました。電気の流れで言うと、常時+からプラスを取って、LEDを経由して、ルームランプのコントローラー回路へとつなげています。

以上写真が1枚も無い解説でした。