2012年7月4日水曜日

防府市議会で市議会が市長の退職金カット可決。自身のカットは否決。

ちょっとビックリな山口県のニュースです。これは記録(記憶)しておこうと思ったのでエントリーします。



極めて異例、議員提案で市長退職金8割カット

山口県防府市議会(定数27)は2日、財政難を理由に議員提案された市長の退職金を約8割カットする改正条例を賛成多数で可決した。給料などの削 減案を自ら提案する首長は多いが、議会側の提案で削減されるのは異例。同市の松浦正人市長は議員定数の大幅削減を掲げ、市議会と対立しており、議会後、 「常識的に議決の範囲を超えている」と批判した。

改正条例が公布されると、2014年6月に任期満了を迎える市長の退職金は約2190万円から約390万円に削減される。

同市では、松浦市長が10年の市長選で議員定数半減を公約に掲げて4選された。市議会は、市長が提案した定数を13とする案を否決。市民団体が直接請求した定数17案なども否決している。

退職金削減を提案した議員らは「議員定数削減の検討過程で、『財政難の中、特別職の退職金は高すぎる』との意見が市民から多かった」と説明している。議会は2日、議員定数2減も可決したが、議員提案された議員報酬の約10%削減案は否決した。
(2012年7月2日22時26分 読売新聞)
山口県防府市の市議会で、市長の退職金を思い切って80%カットする条例を議会が提案して可決したが、議員定数を思い切って半数に減らす議案17席とする案を否決し、市議会の報酬の10%削減も否決するという「事件」がありました。

これが防府市の住民の民意、、ということになります。

退職金は1回だけ、議員報酬は毎月ということになりますので、単純に80%と10%を比較するのは無理があります。しかし、印象としては、ムラ社会の寄り合いで、自分たちの給料は確保して、対立している人の受け取るお金を下げてるような印象です。

防府市の方、これでいいのでしょうか。