2014年8月29日金曜日

車のセキュリティ装置(盗難防止装置)とCANシステムその3

前回の続きです。
トヨタ ハイエース200系バン SーGL 4型にCAN-BUS接続のカーセキュリティ装置を自分で取り付ける話です。

DIYで盗難警報装置をハイエースに取り付けるには、4型(2013ー)ならではの簡単な取付方法があることが、いろいろ調べて分かってきました。
ハイエース4型は、CAN-BUSシステムが本格採用されているので、警報装置の検知する信号を、CAN信号から読み取ることができます。
このため、ドアにセンサーをつけたり、ドア灯の配線を分岐させてつないだりする必要がないらしいのです。
車の盗難防止装置は、取り付け方次第で性能が決まると言われているようですから、取付品質にムラの発生しにくいCAN-BUSシステム接続タイプのカーセキュリティ装置がいいと思います。

今回買ったのは、VISION 1480Sという製品です。
この製品は、CANーBUS接続の製品です。本体とサイレンと振動センサーが1つとあとはケーブル類が入っています。
ドアオープンセンサーやトランクセンサーはありません。純正のセンサーを元に車内LAN上(CAN-BUS上)を流れる、ドアオープンの電子信号を読み取って発報する仕組みです。

ここで気をつけなくてはいけない点があります。LAN上を流れるのは、オンオフの電圧や電流の変化ではなく、コマンド的な電子信号という点です。これは車種ごとに違うようです。なので、VISION1480Sを買う時には、車種や年式を伝え、本体に車種用のデータプログラムを書き込んでもらう必要があります。

通販サイトでカーセキュリティVISION1480Sを買う時には、大きく分けて2つの販売パターンがあって、1つ目は細かい車種ごとに商品として掲載されているタイプです。これは自分の車種名が併記されているVISION1480Sをクリックして買うことになります。車種さえ間違えなければ、あとは比較的簡単に買うことが出来ます。
もう1つのVISION1480Sの販売パターンは、掲載は1つで、クリック後の購入申込みの際に車種やグレードを記載して注文する販売パターンです。
これは間違えないように記載しないと、カーセキュリティ装置を自分で取り付けても、車種データが違っていれば作動しなかったり誤動作する原因になります。

あと、そもそもVISION1480Sの公式サイトを見て、対応車種に自分の車が載っていなくてはどうしようもありません。従来型のセンサーを張り巡らすタイプの盗難警報装置をかうしかありません。

こうして、通販サイトで「VISION1480S」と検索し、ハイエース4型SーGLの車両データ書き込み済みの本体を購入することが出来ました。

取付に続きます。

2014年8月27日水曜日

車のセキュリティ装置(盗難防止装置)とCANシステムその2

ハイエースバン200系に、CANシステム接続(CAN-BUS接続)のカーセキュリティ装置を取り付ける記事の続きです。


各サイトで性能を比較してみると、低価格で取り付け簡単なものは、気休めか、ないよりはあったほうが増し程度の性能しかありませんでした。

警報装置の性能の比較方法ですが、他のサイトに詳しく書かれていますが、見分け方を簡単に言うと、基本的にサイレン部分が本体と一体となっているものは、防犯効果はあまり期待できないです。簡易型と思っていいと思います。

サイレン部分(警告音や警報音が出る部分)をボンネット内などに分離して設置するタイプから選ぶと良いと思います。
このタイプでもバイパーのリモコンなしの一番基本的なものは、並行輸入品で現在7000円前後で入手出来ますから安いものです。(ただし取付はDIYで)
あとはセンサーの数とか検出方法とか、リモコンの機能や飛距離で決まってきます。
大きく違うのはエンスタ機能付き(エンジンスターター機能)かどうかです。
あと双方向リモコンかどうか。双方向だと車の異常がリモコンに通知されます。


今回最重要ポイントで選んだ点は、接続が簡単なセキュリティ装置である点。
サイトを調べると、カーセキュリティは、取り付け方次第で性能が決まるとか、プロがお金を取って取り付けて始めて性能が発揮されるとか書かれていました。
通販サイトのレビューでも、盗難警報装置の取付は2度とやりたくないという書き込みもありました。

警戒中にドアが開けられたかを知るためには何らかのセンサーが必要ですから、センサーをドアにつけて配線を隠しながらするか、ドアが開いた時に点灯するLED部分の電圧変化を検知するとか、細かい作業が必要です。

肝心な時に警告や警報が発報しなかったり、逆に風などの揺れで警報がなってしまうのは困ります。素人が取り付けるとこの辺りのノウハウがないので性能が活かされないのでしぃうね。


カーセキュリティを比較検討して調べるうちに、新型とか次世代の警報装置ということでCAN-BUSシステムに接続するカーセキュリティ装置があることがわかりました。しかし、CANシステムとかCAN信号と言っても何かわかりませんでした。

詳しくは解説サイトもあるので調べてもらうとして、簡単に言うと車内に張り巡らされたLANのことだと思えばいいです。最近は、車内の電子機器が信号をやりとりする時に、一旦LANのプロトコル上に情報を流し、受け取る側の装置はその電子信号を解析して作動するそうです。

例えば、スピードメーターが時速をしめすのに、以前は電圧か何かのアナログ時な電気信号でメーターを直接動かしていたとして(推測です)、今は車内のコンピュータが車速信号をLANに流し、フロントパネルのメーター装置がその信号を読み取りメーターを動かすそうです。

ドアの配線も、ウインカーのLED、ドアミラー開閉の信号が同じ配線上を命令信号として流れるので、配線を共有出来ます。その代わりドアミラー部分には信号を読み取るチップが必要だと思いますけど。配線が1つで済むと、車重が重くならずに済みます。

で、最新の車両盗難警報装置の接続方法はこの車内のLANであるCAN-BUSシステムの配線に接続し、ドアの開閉やロックの状況をデジタル信号として検出するようです。
車内のドア、トランク、ボンネットなど各所にセンサーを取り付ける必要はありません。
ドアなどの開閉は純正のセンサーが検知して、その情報がCAN-BUSのネットワーク上をデジタル情報として流れるので、その信号を読み取って、セキュリティ機能を作動させる仕組みです。

便利になりました。
ハイエース200系は、CAN-BUSシステムを4型から本格導入したとネットで見かけたので、ハイエース200系SーGLには、CAN-BUS接続のDIYでカーセキュリティ装置を取り付ける事にしました。


続きます。





2014年8月26日火曜日

車のセキュリティ装置(盗難防止装置)とCANシステム(CAN-BUS)

車の盗難防止装置(車上狙い防止装置)で有名なのがバイパー(VIPER)です。
洋画などで、車の鍵をかけると、セキュリティの作動音が「キュキュ」となるシーンがありますけど、あれです。ちなみにあのカーセキュリティ作動音はチャープ音といいます。

あのカーセキュリティ装置を、マイカーにDIYで自分で取り付けて見たので、記録のためにエントリーしてみようと思います。

取り付けた車の車種は、ハイエース(ハイエースバン)200系のS-GLです。ハイエースは、1型、2型、3型、4型とマイナーチェンジが進んでいて、現在販売されているのが200系ハイエース4型と言われるものです。
今回このハイエース200系4型にカーセキュリティを取り付けて見ました。

ハイエースはイモビライザー標準装備です。なぜなら、ここ何年間も盗難車ナンバー1の汚名を守り続けているからだと思います。逆に言うと何もしていないと危ない車ということになります。

車の警報装置は先進国アメリカ製と、追い上げている日本製があり、今回いろいろ調べて見ました。調べてみると、セキュリティ装置の性能については比較サイトやメーカーのサイトで良く分かったのですが、DIYで取り付ける時のコツとか装置の取り付け方を丁寧に解説しているサイトはあまり見当たりません。
それには訳があって、取り付け方を可詳しく説明すると、弱点や解除方法を教えてしまうことになる可能性があるからです。

しかし、今回選んだカーセキュリティ装置は簡単取り付けが特徴のCAN接続タイプ(CAN信号接続タイプ)なので、取り付け方法も書こうと思います。特に新型のCANシステムの警報装置は、調べた時点では取付方法について、書かれたサイトが見当たりませんでした。もちろん買ってみれば製品付属の取付説明書に解説されているのですが、事前にネットで情報収集したくても出来ませんでした。

続きます