2014年8月27日水曜日

車のセキュリティ装置(盗難防止装置)とCANシステムその2

ハイエースバン200系に、CANシステム接続(CAN-BUS接続)のカーセキュリティ装置を取り付ける記事の続きです。


各サイトで性能を比較してみると、低価格で取り付け簡単なものは、気休めか、ないよりはあったほうが増し程度の性能しかありませんでした。

警報装置の性能の比較方法ですが、他のサイトに詳しく書かれていますが、見分け方を簡単に言うと、基本的にサイレン部分が本体と一体となっているものは、防犯効果はあまり期待できないです。簡易型と思っていいと思います。

サイレン部分(警告音や警報音が出る部分)をボンネット内などに分離して設置するタイプから選ぶと良いと思います。
このタイプでもバイパーのリモコンなしの一番基本的なものは、並行輸入品で現在7000円前後で入手出来ますから安いものです。(ただし取付はDIYで)
あとはセンサーの数とか検出方法とか、リモコンの機能や飛距離で決まってきます。
大きく違うのはエンスタ機能付き(エンジンスターター機能)かどうかです。
あと双方向リモコンかどうか。双方向だと車の異常がリモコンに通知されます。


今回最重要ポイントで選んだ点は、接続が簡単なセキュリティ装置である点。
サイトを調べると、カーセキュリティは、取り付け方次第で性能が決まるとか、プロがお金を取って取り付けて始めて性能が発揮されるとか書かれていました。
通販サイトのレビューでも、盗難警報装置の取付は2度とやりたくないという書き込みもありました。

警戒中にドアが開けられたかを知るためには何らかのセンサーが必要ですから、センサーをドアにつけて配線を隠しながらするか、ドアが開いた時に点灯するLED部分の電圧変化を検知するとか、細かい作業が必要です。

肝心な時に警告や警報が発報しなかったり、逆に風などの揺れで警報がなってしまうのは困ります。素人が取り付けるとこの辺りのノウハウがないので性能が活かされないのでしぃうね。


カーセキュリティを比較検討して調べるうちに、新型とか次世代の警報装置ということでCAN-BUSシステムに接続するカーセキュリティ装置があることがわかりました。しかし、CANシステムとかCAN信号と言っても何かわかりませんでした。

詳しくは解説サイトもあるので調べてもらうとして、簡単に言うと車内に張り巡らされたLANのことだと思えばいいです。最近は、車内の電子機器が信号をやりとりする時に、一旦LANのプロトコル上に情報を流し、受け取る側の装置はその電子信号を解析して作動するそうです。

例えば、スピードメーターが時速をしめすのに、以前は電圧か何かのアナログ時な電気信号でメーターを直接動かしていたとして(推測です)、今は車内のコンピュータが車速信号をLANに流し、フロントパネルのメーター装置がその信号を読み取りメーターを動かすそうです。

ドアの配線も、ウインカーのLED、ドアミラー開閉の信号が同じ配線上を命令信号として流れるので、配線を共有出来ます。その代わりドアミラー部分には信号を読み取るチップが必要だと思いますけど。配線が1つで済むと、車重が重くならずに済みます。

で、最新の車両盗難警報装置の接続方法はこの車内のLANであるCAN-BUSシステムの配線に接続し、ドアの開閉やロックの状況をデジタル信号として検出するようです。
車内のドア、トランク、ボンネットなど各所にセンサーを取り付ける必要はありません。
ドアなどの開閉は純正のセンサーが検知して、その情報がCAN-BUSのネットワーク上をデジタル情報として流れるので、その信号を読み取って、セキュリティ機能を作動させる仕組みです。

便利になりました。
ハイエース200系は、CAN-BUSシステムを4型から本格導入したとネットで見かけたので、ハイエース200系SーGLには、CAN-BUS接続のDIYでカーセキュリティ装置を取り付ける事にしました。


続きます。





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