2014年9月10日水曜日

車のセキュリティ装置(盗難防止装置)とCANシステムその5

ハイエース4型にCAN-BUS接続のカーセキュリティ装置をDIYで自分で取り付ける話の続きです。

キラメックのVISION1480Sを、通販でネット購入しました。盗難防止装置(盗難警報装置)を自分で付けることができるかどうかは、気になる所だと思いますが、CAN信号から情報を取るCANーBUSタイプの盗難防止装置ならば、取り付けられると思います。

カーセキュリティ装置の取り付け方ですが、ハイエース200系の4型(ハイエースⅣ型)は、CANシステムが搭載されているので、盗難防止装置取付の最大の難所である各種センサー装置の取付が非常に簡単に出来ます。

取付てじゅんですが、まず全体の位置を、現物を置いてきめます。次に、サイレンを取り付けるのがいいでしょう。
サイレンを取付け、車内に配線をひいたら、3分の1は終わった感じです。
次は本体を置く場所を意識して、各種配線を済ませるといいと思います。
常時接続電源と、ACC電源、アースなどを接続します。オプションのスキャナーなども、設置して配線を済ませます。


ハイエースはフロントパネル(ダッシュボード)が簡単に空いて中にアクセスできるので、この辺りはやりやすいと思います。

いよいよ肝心のCANシステムへの接続方法です。ハイエースのカーセキュリティ装置に限らないと思いますが、CAN-BUSへの接続は、たった2本の配線を行うだけです。取付説明書の、車種別の説明書に詳しく書かれているとおもいますが、CAN-BUSへの接続は、CANーHIとCANーLOWと言われる2つの線を分岐させてつなぐだけでした。
VISION1480Sには、OBD2コネクタもついていて、ハイエースのOBD2コネクタにつなぐだけで、電源とCAN信号を取り出すことができるので、この点はあっけないくらい簡単でした。
最後に、配線を隠して見た目を整えて終了です。

作動テストの前にCAN信号の初期化?取り込み?をしなくてはなりません。これは取扱説明書に書かれているので、その通りやれば1発でできると思います。ただ、時間制限があるので、一度読んでからやったほうがいいと思います。

次に動作テストを行う前に、山奥とか、広い運動公園とか、埠頭とか、とにかく作動して大きな警報音が鳴っても良い所に移動してください。

無事テストが終わったら取付完了です。

私の場合ここで終わりませんでした。VISION1480Sの信号接続がOBD2で出来たのですが、これだとOBD2コネクタを抜いたら全ての動作が終わってしまいます。センサーも、警告も作動しません。
OBD2コネクタの位置なんてどこにでも書かれていますし隠しているわけではありませんから何らかの対策がひつようだとおもいます。ハイエース200系のばあい、運転席したにもぐるとすぐにOBD2コネクタが見えます。ここに何かつないであったら、すぐにわかるし、盗難のプロが知らないわけがありません。
対策としてはOBD2コネクタへのアクセスができないように鍵やボックスで囲んでしまうことも考えられますが、車の修理の時ディーラーがOBD2を使って診断するかもしれませんので注意が必要です。

私の場合は、VISION1480S付属のOBD2コネクタは使わず、車内の別の所から電源やCAN-BUS信号を取りました。なので、OBD2コネクタには何も着いていません。

最後になりましたが、VISION1480SのCAN-BUS接続のことでネットに出ていなかった情報は、たった2本の信号を車の配線を分岐して接続するだけで、ドア信号やロック信号の接続が完了するということでした。