2010年12月14日火曜日

クリスマスケーキのチラシなのに残念なお知らせ

年末です、クリスマスです、聖夜です。
街中いたるところでクリスマスケーキの予約のチラシを見かけます。先日忘年会で街なかをあるいていたら、通りの菓子店の店頭でポスターを見かけて店内に入りました。
クリスマスケーキのチラシを持って帰ろうと思ったのです。

掲載した写真がもらったチラシです。

とても残念でした。

印刷が赤みがかっていて、ケーキの様子がよくわかりませんチョコレートケーキも赤いんです。

店頭に張ってあったのは、同じA4サイズでもフルカラーで色もきれいにわかるものでした。店内で貰うチラシだけ、こんな色だったんです。

お店の人に聞いてみました。
「ちらし貰って帰って、家族で検討したいんですけど、ちょっとこれじゃあ、(店頭のポスターでみるような)良さが伝わらないですね、ざんねんですね」と。

店員さんは事の重要さが分かっていないのか、それとも分かっていてもアルバイトなので、その人の業務範囲外のことなのでなにもできないのか、あまり明確な会話は成り立ちませんでした。

案の定、もって帰って家族に見せた所、一生懸命隅々までみましたけど、やはりチョコレートケーキが赤いんじゃ、想像というか、買ったときのワクワク感や購入した喜びがイメージできないようで、採用には至りませんでした。

今年、体系的に学ぶ研修の機会があったのでよくわかるんですけど、結局ひとことでいうと、顧客の視点、とかユーザーエクスペリエンスという視点をすこし訓練したほうが良いということです。

事情は想像できます。インクジェットプリンタで印刷(コピー)していて、インクが切れたとか、去年のチラシを保存していて日に当てていて色あせたとか。

しかし、それはお店の事情。それはユーザーエクスペリエンスになにも関係ない事情です。チラシをもらった人が「へんな色っ」と一瞥して捨てるのもこれまた事情。事情と事情がぶつかったとき、どっちが正当性をもつかは明白で、利用者の事情がほぼ全てです。

店頭で渡した人に対しては、すいませんこういう事情で色は正しくないんです、と説明するという対策も可能ですけど、チラシというのは流通していくものですから、次に受け取った人以降は、そんな対策は届きませんし。

なにより、コンビニに行けばカラーコピー機が誰でも使えるんですから、店頭にあるフルカラーの掲示用のきれいなチラシをコピーするという方法が用意されています。もちろんインクジェットプリンタのインクを買い足しても良いですし。

このチラシで購入を決定する人はちょっと少ないんじゃないかと思います。頑張ってるとは思いますけど。

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