1点目。
政府の掛け声(?)の「設定温度をXX度」について。
考えれば分かることだが、私たちがエアコンを使うとき、設定温度に意味はなく、結果としての室温を(温度計で測定して)コントロールしないと意味はないということ。
前の職場では、施設を管理運営する立場でした。
着任2年目の昨年、すべての部屋に、ホームセンターで買ってきた500円の温度計を設置した。エアコンのコントローラーのすぐ脇にはりつけ、部屋の利用者の目に現状が「見える化」されるようにした。
温度計を見ればだれでも分かることだが、設定温度28度が、達成される室温28度ではないし、温度計を見なくても、なんとなく人はそれを理解しているから、設定温度を守らせるルールが、人々の腑に落ちていない、、、からあまり守られない。
そして、昨年は猛暑であり設定温度30度でも充分部屋は涼しかった。
一昨年(2009年)は、施設の利用者はことごとく設定温度を23度くらいまで下げていたが、昨年(2010年)は27度のままだった。
※みなさんも気をつけたほうが良いですけど、エアコンを切るとき、設定温度を最初の値に戻す人は殆どいないのです。私は朝イチの点検と、部屋の利用後点検の時に、いつも27度に設定していたので、利用者がエアコンをいじるとすぐに分かるのです。
つまり、2010年は、設定温度28度を守ることなんて、楽勝でした。しかし、設定温度28度だとしてもエアコンはフル回転だったと思う。
何が言いたいかというと、涼しいという温度は、外気温と非常に関係していて、その年の夏の様子、もっというとその日の外気温に対してエアコンを効かせた室内の温度は決められるべきです。
設定温度をXX度というのは、「外気温を考慮していない点」「部屋の実温度じゃなく設定温度を管理している点」で2重の間違いです。
自動車の速度制限だって、60キロとか40キロとか、結果としての速度をコントロールしているわけで、エンジンの回転数とかをコントロールしているわけじゃないし。
私がもし、エアコンの悪徳開発者?悪徳製造者?だったら、エアコン(かエアコンのリモコン)に内蔵されている温度センサーを微妙に上方修正して、27度でも28度と検出するように設計し、28度に設定していてもよく冷えるエアコンというのを販売しますね。もちろんカタログやパンフレットでは一切そのことに触れずに、クチコミで知られるようにして。
設定温度というのはそれくらいいい加減だということです。
もう1点は、そのうち書くことにします。
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