2008年11月16日日曜日

定額給付金その3

前回、定額給付金は個人に支払うと決められることはないという推測を立てました。

その続き。

となると、定額給付金は、受け取り口座は本人名義でなくとも良いということになります。当然本人名義でも良いことになりますから、これはシステムや運用が複雑です。受け取る側としても。

ようするに、定額給付金の受け取り口座を、役所に伝えなくては、定額給付金は受け取れません。ここに問題はないのですが、それが本人名義でなくても良いという点に問題があります。
まずひとつは、支払う側のチェックの問題。Aさんから提出された書類に記載されている口座の名義がAさんでなくBさんの場合、Bさんが誰かということを確認する手間が必要があります。
Bさんが家族かどうか、同じ世帯にいるかどうかなど、他人名義の口座が「どの程度まで他人」だったら認めらるのかの基準に照らし合わせてチェックしなくてはなりません。
住民票に書かれているカナ氏名と、通帳のカナ氏名が違うということはよくある話しなので、機械的には判定できませんから、人間によるチェックが必要です。

そんなチェックが不要の場合もあるかもしれません。要するに、だれの口座でも良いから、本人がここに支払ってくれと届け出た口座に、黙って支払ったらよい。という制度になった場合です。
これは、制度の目的から言うと効果が薄くなります。ちょっと考えただけで、個人消費を喚起するためにバラマキを行ったのに、ある世帯への給付金が、全額その家族が経営している事業所の口座に支払われて、そっくりそのまま会社の運転資金になってしまった、というケースが考えられます。

受け取る側のコストもかかります。
それは、受け取る側も口座管理をしっかりしておかなくてはならない、ということ。2世帯同居のとき、親夫婦と息子夫婦は別に受け取るように届け出たけど、もらうまでに時間が経過して、そのことを忘れてしまい、なんとなく口座に現金が入ってきたけど、これだれの分だっけ?というケース。

このあたりを記録しておかないと、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)に引っかかりそう。詐欺グループは、すでにダマシのシナリオを考え始めているだろうし、彼らの巧妙な手口は、ちょっと想像も付かないけど、詐欺グループがこの「定額給付金狂想曲」に便乗しないわけがない。

政府も自治体も、頭を絞って、後手に回るのではなく、最初のPR段階から、記憶に残って忘れないような宣伝文で、ATM操作で送金させたりエクスパックで送金させたりしないように、先手を打って欲しい。

これからも定額給付金の動きに注目していきたい。

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