押井守監督の「スカイ・クロラ」というアニメ作品をいま見終わりました。
あの、ちょっと落ち込むんですけど。おもーい感じで。
事前に情報とかサイトとか調べないで、一切予備知識無しで見始めました。
舞台は、戦争がショウとなっている世界で、そこでは、年を取らない特別な人が、戦闘員として戦って、誰かが戦死したら、『同じ人』が再び配属されてきます。こうして永遠にショウ(戦争)が続くようになってます。
なぜ永遠かというと、それは平和を維持するために。
ある基地に配属されたパイロットと、その上司の女性は、惹かれ合うんですけど、実は惹かれ合うのは初めてじゃなかった、、、このあたりが独特の世界観です。
アニメーションですけど、コンピュータで、これでもかって言う位、質感がリアルですね。とくに機械モノ(飛行機)と、空気感(揺らぐ空気とか、ぼやける空気とか)が、ありえないくらい写実的。
でも、そんなことは良いんです。
主人公が、最後に自分のすべきことに気がついて、最強の敵に向かっていくところなんて、もう、見たくないのに見てしまう。
みんなにオススメ出来るかといえば、ノーですね。
1.後を引きます。世界観が、見終わった後にドーンと重く乗ってくる感じ。
2.アレは何、この後どうなるの、という解釈を要求されます。監督自身も「僕が描きたいのは、答えなんかない、ということ」といっているように、単純明快なハリウッド映画とは違います。
3.メッセージ性の強力な映画です。監督も「僕は今、若い人たちに伝えたい事がある」と言っています。
夜見ない方が良いですね。
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