2010年10月16日土曜日

整頓しすぎてダメになること。道路の看板より。

「蛇足」という言葉があります。余計なことをして台無しになってしまう事だと思います。
正しいメッセージを伝える看板

何年もまえからでしょうか。道路工事の交通規制の看板(標識)で、土日などで規制をしていないときに、「解除中」という表示をするのを見かけるようになりました。
なかなか頭の良い方法です。それまでは看板自体を覆っていたような気がしますけど、解除中の表示は磁石でくっつくので、普段は看板の裏側に張っておいて、必要なときに表に張り替えているようです。
誤ったメッセージを伝える看板
手間もかからず、規制がある可能性を伝えつつ、妙案です。
しかし、ここで、ちょっと使用方法をまちがえると、誤ったメッセージを伝えるので注意が必要です。

「解除中」の表示は、「あえて斜めに、ずらして」貼り付ける方が良いのです。下の表示がすこし見え隠れするように。整頓しない方が正しい使い方ということが、掲載した2枚の写真からよくわかります。

整頓したほうがよい、整頓する方が正しい

という意識にだけとらわれていると、この事が見えてこないのかも知れませんね。頭の中に代替案を持つことが大切だと思いました。

つまり、2枚目の写真を見たドライバーは瞬間的な判断で、「このインターではETCが使えない」と解釈する危険性があります。だって、ETCレーンが解除されていると言われたら、レーンからETCの機械システムが撤去されているような印象ですから。

本来は、工事かメンテナンスで、ETCレーンを一時的に規制している状況で、たまたま現在その規制が解除されているということを伝える看板です。「解除中」の表示の下に「規制中」とか「閉鎖中」という表示があるはずですから、それを見えるように「解除中」を貼らなくてはなりません。

1枚目の写真はそのことがよくわかっている例です。

看板もコミュニケーションですけど、誤解を与えるようなメッセージは、むしろない方が良いし、それは、普段の会話とか、会議での発言でも言えることです。

笑いヨガ(ラフターヨガ)や仕事の時、人前で話すことがありますけど、注意しよ。

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