2010年12月25日土曜日

デジタルフォトフレームとフレームチャンネルの組み合わせ。

以前のエントリーの続きです。
次世代フォトフレームが熱いんです。

家電店、ディスカウント量販店など、けっこうどこでもデジタルフォトフレームが売られています。
デジタルフォトフレームとは、デジカメの写真などを液晶画面に表示する機器で、7インチとか10インチとかの大きさの液晶画面に写真が表示され、設定により写真が切り替わるスライドショーになります。

デジタルフォトフレーム(digital photo frameとかdigital media frameなどといわれる)を買ったものの、今ひとつパッとせずに、なんか活用していない、見ていないというケースがあります。

その大きな原因は、表示する写真の入れ替え(補充)が案外面倒くさいという点にあると思います。

デジカメから抜いたメモリをそのまま差して見るのなら簡単ですけど、結局そのメモリーをまた使うので、フォトフレームから抜かなくてはなりません。じゃあ、本体にコピーするとしても、けっこうゆっくりの操作パネルを操作しながら(大量に撮影した)写真を選ぶ作業というのが、時間をとって面倒くさくなります。

かといってパソコンに全部取り込んで、セレクトした写真をUSBメモリにいれて、それをフォトフレームに差すかというと、いかがでしょう。続けている人もいるかもしれませんけど、面倒くさくなってやめた人もいると思います。

多分、根底にあるのが、自分でセレクトして、それを表示するというのが、いまひとつワクワク感がないのではないでしょうか。フォトフレームを見るという経験で、楽しいユーザーエクスペリエンスを体験できないという点。

だから、おなじ写真をセレクトする作業でも、そのUSBメモリーを実家の両親宅のデジタルフォトフレームで表示するのなら、継続できるのでは?
写真を見るほうも、どんな写真が出るかわからないから、フォトフレームを稼動させる時間も増えるでしょう。

そんなフォトフレームが抱える根底の問題にひとつの解決案となるのが、無線LAN対応、インターネットサービスと連携したフォトフレームです。

・基本機能として、eメールでフォトフレームに写真を送り込める(取り込める)
フォトフレームにメールアドレスを割り当て(フォトフレームにPOPサーバーなどを設定して)、それをもとに、フォトフレームが定期的にメールをチェックして、届いたメールに添付された写真を取り込む機能です。
…多分この機能1つあるだけで、いろんな手間がずいぶん捗るんじゃないでしょうか。
携帯電話で撮った写真を、その場でメール送信しておけば、自動的にフォトフレームに表示されるんです。実家においてあったら実家の両親にすぐ見てもらえるし、自宅だったら、行楽地から帰ったときにはその写真が表示されていることになります。

・フレームチャンネルへの対応(FrameChannek機能を実装したDPF)
Eメールを受信するフォトフレームも内部にプログラムが入っているわけですけど、もうすこし凝ったアプリを実装させます。フレームチャンネル対応フォトフレームです。FrameChannelは、アメリカのネットサービスですけど、そこから配信される写真をスライドショーで表示する機能です。
フレームチャンネルにアカウントをとって、自分専用のメニューが用意されるので、そこに、1000を超えるメニューから表示させたいコンテンツを追加して、自分専用のスライドショー番組を作るというイメージです。1000のチャンネルには、主にアメリカ人向けのニュース、天気、スポーツ、ビジネス、レジャー、教養などの情報が表示されるスライドが用意されています。それと、フリッカー、ピカサ、フェイスブックなどの、自分の写真をアップロードできるネットサービスから写真をひっぱて来て表示させるメニューもあります。
これらを組み合わせることで、フェイスブックの自分のアップロードした写真だけをスライドショーで表示させることも出来るし、毎朝指定時間帯だけ天気(日本の天気もあり)を表示するように設定したり、週末には旅行情報を優先させつつフェイスブックの自分の写真を表示することとか、、、できます。

こんな次世代のフォトフレーム機能(フレームチャンネル機能)を、なぜ日本で売らないのか、不思議です。

これ、スーパーとかデパートでも使えます。

売り場にこのフォトフレームをおき、店舗専用のサーバーにお勧め商品とかセール情報を織り込んだスライドショーメニューを作成してき、各フォトフレームがその情報をとってきて表示させる仕組みです。
これは、そのまんまデジタルサイネージのことです。コンビニのレジで、会計を待つ間、液晶画面にいろいろ表示される情報をみるとおもいますけど、あれを簡単に安価で設置できることになります。広い店舗で何台設置しても費用はあま増えません。

これ、なんで流行らないんでしょう。

たぶん、まだ続きます。

0 件のコメント: