2011年3月25日金曜日

災害のときに「行動」する人とは。

災害のとき、多くの人が何か力になりたいと感じると思います。

で、阪神淡路大震災のときは、現地にむかったボランティアが多くいて、そのなかに自分が成長したいとか、自己実現とかの理由で駆けつけて、現地から迷惑がられたボランティアが多かったことがあとで表面化しました。
今回、東日本大震災では、かしたい人は、まだ向かわないようにという啓発が いろんなところから発言されています。

何かしたくても、行くことができない、じゃあ募金や物資と考えるのが自然で、今回多くの募金が集まっているようです。私の職場のカウンターにも募金箱がありますが、お札がどんどん入っていくのを目の当たりにしています。

現地に行きたいけど、行かないのが正しい。

これは、たぶん正解です。しかし、現地に行くという選択肢もあるんだなと感じました。
それは、パキスタンやその他の国のイスラム教徒の人が、現地に駆けつけてカレーを作っているという映像を見たり、派手なトラックや改造車で走り回っている金髪のかたがたが、トラックに物資と軽油(トラックの燃料)のドラム缶を積んで現地に物資を届けているブログを見たり、芸能人の江頭2:50さんが、自らトラックでいわき市に物資を届けたりする様子を見たからです。

共通するのは、
・自分で判断して、行動している。
・現地のリソースをなにも消費しないよう、すべて自前でまかなっている。
点ではないでしょうか。
日本人は従順で、誰かの指示があるとわりと素直に従います。だから、災害時でも、よく言えばおとなしい、悪く言えば指示待ちでなかなか行動しないという面があります。

災害を見聞きしたとき、自分で判断して現地に行き何かをすると判断して、現地リソースを何も消費しないで行動できるならば、それは行ってもよい、いや行くべきなのかなと考えるようになりました。

逆に、物資を地元の自治体や社会福祉協議会に預けて、なにか行動が完結したと考える人がいたとしたら、そっちのほうが、その物資が地元で集約されて、現地までの運送が手配完了して、実際に現地の本部に届いて、配送先への仕分けが終わって、個別の家庭や避難所に配送されて、希望している人の手に届くまで、そうとうの時間差がかかる、、、その事を忘れないほうがいいですね。

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