2010年5月14日金曜日

最悪の映画、恥ずかしながら号泣した松本清張「鬼畜」という映画。

DVDを借りました。

1978年の松竹映画、松本清張の「鬼畜」という映画です。

レンタル店で、日本映画をなにか借りようかな、とか、TVドラマなにか借りようかなと物色していて、なんとなく名作っぽく棚に並んでいたので、手にとって裏を見ました。

説明を読んで、、、、まずい、店内で涙がこぼれそうになりました。こんなDVD初めてです。

あわてて、棚に戻して、他の作品を借りようとしたんですけど、最終的に戻ってきて、手にとってしまいました。

、、、、夜も遅くなって、再生するのが怖かったのですけど、再生してしまいました。一気に最後まで、、、、みてしまった。

いま、見終わった直後です。こんな時間になった。AM3:00。

生活苦から、愛人の残していった3人の子供をつぎつぎに、、、、あー書いてても泣けそう。そんな酷い父親なのに、6歳の子供はすべてを勘付いて、すべてを知らないことにして、自分の名前までだまって、父親をかばいます。


人間の狂気というか、生きるためになにか歯車がくるってしまうと、行き着くところまでいってしまう感じがすごく怖いです。だれの内面にもあるのかも知れません。

おすすめですけど、涙なしでは見られないと思います。特に、子どもがいる人は、投影してしまって大変と思う。レンタル店の紹介の文に「見終わったら自分の子供を抱きしめたくなります」と書かれていました。

あと、作品中のオルゴールの音色と、同じメロディーのストリートオルガンのテーマ曲が、ぴったり。

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