2010年5月9日日曜日

「お名前様」という言葉に妙な感じ(違和感)を感ずる。

プロフィールにも書いていますけど、ポスターとか看板とかを見ることが好きです。「ダウト探し」と命名していますけど、面白い表現(まちがった表現)にこころの中でツッコミを入れるのが好きです。たまに他人にも話します。

ポスターや看板だけでなく、会話の言葉にもダウトを探すことがあります。

「こちらにお名前様のご記入をお願いします」っていわれたことは(まだ)ありません。本当に「お名前様」っていう人いるんでしょうか。

お名前様という言葉があるとすれば、すごくヘンで滑稽な感じを受けます。

言葉のプロのひとだったら的確に説明できるのでしょうけど、私の言葉でいうと、名前という名詞に「様」というひと用の敬語は必要ないと思うのです。

敬語も言葉も変わっていくものですけど、これが定着すると、

一流のひとは、お道具様も良い品をお使いですね。

という表現が普通ということになります。やっぱりおかしいです。

「お二人様お通ししま~す。」とか、「お一人様ですか。」のように、人間を表す名詞に様をつけたギリギリOK の表現もあるから、それが発展していったのかなという気もします。もともと、対面する相手(人)への経緯をとにかく表したいという気持ちから、名前(という言葉)にまで様をつけたんでしょう。

私は自分では言わないですね。

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