DVDを借りました。
1978年の松竹映画、松本清張の「鬼畜」という映画です。
レンタル店で、日本映画をなにか借りようかな、とか、TVドラマなにか借りようかなと物色していて、なんとなく名作っぽく棚に並んでいたので、手にとって裏を見ました。
説明を読んで、、、、まずい、店内で涙がこぼれそうになりました。こんなDVD初めてです。
あわてて、棚に戻して、他の作品を借りようとしたんですけど、最終的に戻ってきて、手にとってしまいました。
、、、、夜も遅くなって、再生するのが怖かったのですけど、再生してしまいました。一気に最後まで、、、、みてしまった。
いま、見終わった直後です。こんな時間になった。AM3:00。
生活苦から、愛人の残していった3人の子供をつぎつぎに、、、、あー書いてても泣けそう。そんな酷い父親なのに、6歳の子供はすべてを勘付いて、すべてを知らないことにして、自分の名前までだまって、父親をかばいます。
人間の狂気というか、生きるためになにか歯車がくるってしまうと、行き着くところまでいってしまう感じがすごく怖いです。だれの内面にもあるのかも知れません。
おすすめですけど、涙なしでは見られないと思います。特に、子どもがいる人は、投影してしまって大変と思う。レンタル店の紹介の文に「見終わったら自分の子供を抱きしめたくなります」と書かれていました。
あと、作品中のオルゴールの音色と、同じメロディーのストリートオルガンのテーマ曲が、ぴったり。
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