2010年8月4日水曜日

最近の児童虐待事件におもう。めずらしく堅い話。

5月14日のエントリー
最悪の映画、恥ずかしながら号泣した松本清張「鬼畜」という映画。
では、借りる前に店頭で見たパッケージで涙が出てしまったDVDのことを書きました。

最近、児童虐待が待ったなしの対応を求められていますね。

確か数年前、アメリカへの旅行ガイドか何かで、アメリカではショッピングセンターでもどこでも、子供をちょっと車内に残したりしておくと、すぐにパトカーが来て窓を壊して大騒ぎになる、、、とか、体験談で、アメリカで子供を病院につれていくと、モンゴロイド特有の蒙古斑をみて虐待を疑われた、、、とかの話を見て、アメリカの児童虐待に関する過敏な反応にちょっと別世界の感覚を覚えたものです。

しかし日本でもこれらの反応が当たり前に求められています。

児童虐待が目立つのは最近のことなのかどうか、どなたかご存じないでしょうか。最近と言っても10年単位の時代の流れとして捉えた場合の事です。調べたらグラフがありました。
10年ほど前から、虐待の相談件数が急激に増えているようです。


冒頭の写真ですけど、松本清張「鬼畜」という映画です。ここでは、わが子(といっても愛人の子)を「捨て子」として人ごみの中に置き去りにする様子が描かれています。

そういえば、現代、捨て子って話題、あまり聞きません。現象として発生しても、報道されるかどうかは別ですから、ニュースになっていないだけかも知れませんが。

想像ですが、
今も昔も子育てできなくなる親が同じ数だけ居たとして、
  • 昔:子育てできなくなる、、子供を他人に委ねる(捨て子)
  • 今:子育てできなくなる、、子供を自らの手で、、。
という風潮なのではないでしょうか。

熊本の慈恵病院に、赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)ができたとき、私自身「人間の子供を置き去りにするための設備」を信じられないと感じ、どちらかというと否定的な気持ちでした。しかし、いまは、時代の先を読んでいた行動だと思います。

生まれてきた子供の命を考えたとき、ひどい仕打ちをされ苦しんでなくなることとと、死なずに済むことをくらべたとき、後者のほうが100万倍よいに違いありません。だから捨て子推奨というわけではありあませんが、子育てできない=虐待死となるまえに、代替案があっても良いと思うのです。

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