2010年10月3日日曜日

こんな日本に誰がした。いやいや自分たちがした。マスコミのパワーを知る。尖閣諸島デモにて。

2010/10/03「デモ」でgoogleニュース検索結果
テレビ番組を見ることがほとんど無くなってしまって、いまでは1日20分くらいしか見ないことが多いです。実は新聞も読む機会が無くなってしまって、新聞って記事を読むものというより、天ぷら油を吸い取らせる便利な紙という側面の方が前面に出てきてしまいました。

たった今、google検索で「デモ」というキーワードでニュース検索をしてみました。ネットニュースによると、日本の渋谷で、中国船の尖閣諸島での衝突事件の政府対応に対する抗議デモがあり、1000人~3000人の参加があったらしいということを見たからです。

1週間以内の条件をつけた検索で引っかかったのは エクアドルのデモ、フランスのデモ、スペインのデモです。日本での日本政府に対するデモは4番目で、サーチナニュースと、CNNの配信記事がでました。

NHKとか、民放のニュース配信は無いようです。

  • デモは本当はなかった。
  • デモなんで渋谷では大小あわせて毎週のように行われており、ニュースとして取り上げるとキリがない。
  • 日本国民感情をいたずらに刺激して、連鎖反応を引き起こすので報道は控えた。
  • 中国国民感情をいたずらに刺激するので、報道は控えた。
  • 他に大きなニュースがあったので、カットされた。
  • 誰かに指示された。
別に、日本で起こっている出来事をすべて報道する義務はマスコミにはないし、それは不可能です。限られた枠の中で、優先順位をつけて報道するのが当然です。

マスコミが何社あるのかわかりませんが、日本のマスコミがそろって、優先順位の結果、報道しないという事件もたくさんあると思います。今回の「デモ」だって、そのうちの1つでしょう、多分。

一方、視聴者や読者というのも、それを分かっておくべきです。ですから
「報道されたニュースが全てでなく、優先順位の結果落とされたニュースが沢山ある」
「ニュースでの論調は、あくまで限られた取材での論調であり、真実には程遠い。優先順位の結果落とされた視点、意見もある。」
「視聴率という評価があるので、派手なストーリー、誰にでもわかるストーリーに沿ったニュースを報道する。またはそういった単純なストーリーに仕立てて報道する」
ということを(まだ知らなければ)知っておいたほうが良いですね。

そんななかで、視聴者(読者)は、市場原理でニュースソースを選択することができるので、いまはマスコミも赤字になって、反対にネットニュースの力がアップしているんだと思います。

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