2010年10月2日土曜日

人間ドックにて。鼻から胃カメラの体験

案外、胃カメラって経験していない人が多いようです。
健康診断とか、人間ドックの定番じゃないかと思うんですけど、周りの人に聞いても、やったこと無いって人のほうが多いみたい。

私は20歳の時から、何回(といっても10回未満)も経験しているし、このまえ人間ドックに行ったのでそこの事を書いておこうと思います。

新しい機械を入れた医院では、胃カメラは口からじゃなくて鼻からです。選択できるようになっているみたいです。機械の進歩で、カメラの直径が細くなったので、鼻の穴からでも入るようになったんでしょうね。

口からの胃カメラと鼻からの胃カメラの違いは、結構大きいです。

まず、絶対に一番違うのが「会話できる」ということ。もちろん鼻からの場合です。これ、とても大きいことです。
だって「痛いです。」とか「苦しいです。」とか言えるんですよ。先生に「痛くないですか」と聞かれて、返事ができるんですよ。これはとても重要で、助かる点です。
口からの場合は、声が出せません。音は出せるかもしれませんが。

あと違うのが、麻酔の方法です。口からの胃カメラは、ノドをとおるので、ゼリー状の液体を口の奥にいれ、飲み込まないように5分くらい待つように指示されます。なんだか、舌の奥が麻痺してきて、舌がどーんと大きくなったような変な感覚になったら麻酔が効いてきた証拠です。5分耐えるのが苦しくて、のどの奥のゼリー状の「異物」を飲み込もうとしてしまうんです。なるべく飲まないようにと指示されているので、結構きついです。

鼻から胃カメラ、の場合はスプレー上の麻酔液を両方の鼻の穴からシュっとするだけです、2回。とても苦い液体ですけど。

検査が終わってからの処理も違います。

口から胃カメラの場合は、ノドが麻痺しているので、うがい禁止です。上を向かないようにして口をすすぐだけ。知人で、指示がなかったので普通に上を向いてしまい、肺のほうへ水が入ってしまい、検査どころか、治療されてしまった人がいます。だから上を向いてはだめ。指示された時間まで水を飲むのもダメです。

鼻から胃カメラの場合は、同じように指示されますけど、両方経験した私の感覚ではノドの麻痺はほとんど感じません。

あとの違いは、口からの胃カメラは、歯を立てないように、マウスピースを口にはめるので、口が開きっぱなしで、横を向いているので唾液がダダ漏れになります。個人差はあるでしょうけど、オエっとなったときとか、唾液が分泌されるのか、口に当てたペーパーがべちょべちょになってしまいます。検査ですので当然ですけど、ちょっと恥ずかしいかも。
鼻からの場合は、口を閉じておけばよいので、問題なしです。

ほぼ毎年やっているので、なれちゃっていろいろ観察する癖があります。まあ、ブログネタを探しているって事もあるのでしょうけど。

今回検査室で周りを見て、棚の上のほうにオムツパッド(大人用)の敷くタイプとかが無造作に置かれてるのをみて、「あーお尻のほうのカメラの検査もここでやるんだ」と納得。カメラだけは間違えないでほしいと感じたのでした。

ちなみに、お尻のほうのカメラ検査も経験あります。

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