2011年1月18日火曜日

「いってきます」本気で言う事とは

今日は、しっとり&長文ブログです。

「いってきます」という挨拶があります。朝のおでかけのときだけじゃなく、仕事中でも外出時にも言われますし、言わない人もいるでしょうけど、強引に平均したら、多分ひとり1日1回以上は言われる挨拶だと思います。日本で1日1億回以上。

どれだけ気持ちを込めていっているでしょうか。

もう一つ。
親戚、知人、訪問先。いろいろなところに出かけていって帰るとき、いろいろ挨拶があると思います。「失礼します」「ごきげんよう」「さようなら」

どれほど気持ちを込めていっているでしょうか。

私たち大人は、よく後悔します。「あのときああすればよかった」「あそこでこうしておけばよかった」と。

行ってきますの挨拶の時、さようならの挨拶の時、もしかして、この人との会話がこれで最後になると考えたことがあるでしょうか。「あれが最後の会話だった」と思うことはあっても、「いまから話すことが最後の会話になる」と『進行形』で考えることが少ないと思います。


みんな、いろんな事で数えきれないほど後悔しているのに、なんででしょうね。

後悔したくなかったら、今、出来ることをするべきです。時間を巻き戻すことは出来ませんが、大人は想像でそれをカバーできます。


いま、なにかの分岐点にいると考えてみてください。その影響が出たとき(数時間後、数日後、数ヵ月後、1年後、いつでもいいんです)、最悪の後悔の状況に立ったことを想像してみてください。

「あーしまったああああ!あのとき、こうしておけばよかった!!!!」と想像してみてください。

「あのとき=今」なんです。だから、今その行動が取れるんです。

もし、今からお出かけなら、家族に行ってきますと言う時、このまま会えなくなるかも知れないと「想像」してみてください。見送る立場でも同様です。

あなたのその「行ってきます」「いってらっしゃい」で充分ですか。

私はときに忘れることがありますけど、毎朝、こういった「最悪」を考えるようにして「最善」をつくしています。だから、時には履いた靴をぬいで、あいさつのために、相手を探してもう1度家の中に入ることも良くあります。

また、普段からしていないと出来ないこともあります。つまり、普段からあまり会話をしていない人と、急に親身に挨拶や会話をすると、最後になる可能性が高いというメッセージを相手に伝えてしまうことになる場合などです。

言いたいことが伝わるでしょうか。

『入院している家族、知人、友人にお見舞いに行く時、重篤であるためにいろいろ伝えたい言葉があるし態度もあるにもかかわらず、相手にそれが伝わってしまうことを避けるために、わざと普段どおりの会話しかできない』事があるんです。
じゃあ、普段からしっかり挨拶し、しっかりコミュニケーションし、しっかりハグしておきましょうという話です。

あまり連絡を取っていない人がだれでもいるでしょう。仮に、その人が重篤だと知ったとき、すぐ駆けつけて話したいこと、、、それを、今日、今晩、メールで話してはいかがでしょうか。

0 件のコメント: