2010年4月10日土曜日
スキューバダイビングや、ミリタリー映画で見る日本より合理的なアメリカのハンドサイン。
趣味でスキューバダイビングをしています。といっても、最近はご無沙汰です。今年はもぐることができるんでしょうか。
水中で、コミュニケーションをとるのは、言葉ではありません。ハンドサイン(ハンドシグナル)です。手話です。ライセンスを取るときに、ハンドサインについても習得します。
基本的な意思疎通しかできませんが、水中で雑談や文学表現は必要ありませんので、たくさんの種類を覚える必要はありません。
ダイビングのハンドサインは世界共通です、たぶん。アメリカ(欧米)のサインが元になっています。
さて、以上簡単に説明しましたけど、このハンドサインで、日本でのジェスチャーよりとても合理的で便利だと感じているサインがあります。
それは、方向を指し示すサインと、GOを示すサインの使い分けです。日本のジェスチャーではこの2つが分けられていないので、不便です。
もちろん、普段は「言葉」で会話するのでジェスチャー(身振り)は使う必要がありませんが、たとえば広い駐車場の向こうとこっち、広い通りをはさんで向こうとこっちに分かれているときに、身振り手振りで意思疎通するシーンを想像してください。もちろん水中を想像してもOKです。
A「あっちみて」
B「OK。(みて何かあった)わかったよ」
A「じゃあっちのほうに行こうよ」
B「OK。」
たとえなので簡単な例ですけど、このような会話をサインで行うとします。ダイビングのサインでは、あっち見てというときのあっちと、進もうとするときのあっちをさすときのサインが違います。
あっち(方向)は、日本のジェスチャーと同じ。人差し指でその方向を指します。
あっち(進行)は、5本の指全部をそろえてその方向を指します。このとき親指を上、小指が下です。
この違いが日本のジェスチャーはありません。両方とも人差し指でさす動作です。最初の「あっちみて」のときに、「あっちにいこう」と受け取られるかもしれません。
この使い分けができると、すごく便利です。実際、ダイバー同士が2台の車で一緒に移動しているときなど、進行方向を伝えるのがとても簡単です。
たぶん、独り言としては、とても共感する人が少ないエントリーでしょうね。なんでもそうですが、その便利さを知ってしまった人が、その便利さをまだ知らない人に、いかにそれが便利か力説しても、共感を得られにくいものですから。
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