私はその時何をしていたが、忘れる前に記録しておこうと思います。
2時46分。仕事で車に乗っていました。たいていラジオ付けていますが、この日は同乗者がいたので、走りだしてしばらくして切りました。だから地震直後のラジオ放送は聞けず、山口では揺れもなく、あっても車内では分からず、仕事場に戻ってくるまで地震の事は知りませんでした。
そして、一気に今。
皆が、言いようのない焦燥感と虚無感を感じながら、マスコミやネットの情報で災害の凄さを「確認」しているような状況です。
今日は、募金について調べてみました。
募金といえば、最も信頼されるべき日本赤十字社。そのサイトは、混んでいました。表示にとても時間がかかった。という事は皆が検索してアクセスしているということかもしれません。
そこには今回の東北関東大震災の義援金についての情報はまだありませんでした。
そこで、まだ寄付の受け入れ準備が出来ていないと思ってたんですけど、たまたま郵便局に行く機会があり、尋ねてみたら、義援金の口座について今日連絡があったとのこと。
- 日本赤十字社は「00140-8-507日本赤十字社 東北関東大震災義援金」あて
- 中央共同募金会は「00170-6-518 中央共同募金会 東北関東大震災義援金」あて
- 宮城県災害対策本部は「00170-0-526宮城県災害対策本部」あて
本日は、宮城県災害対策本部しかありませんでしたが、他県も近いうちに受入口座は出来ると思います。
この3件は、基本的に信頼できるし信頼すべき寄附金の受入団体です。
寄付をすると、確定申告にて控除が受けられます(寄附金控除)が、この3団体へ対する寄付はその対象となります。領収書を貰える方法で寄附をしてください。
ここからは私見ですから、短文で曲解されるツイッターでは書けませんが、、、。
グルーポンが200円の寄付クーポン購入で400円の寄附をするだとか、ドラえもんなどのキャラクターを全面にだしたマスコミの寄付キャンペーンだとか、そういうのはどうしてもそこで寄付したいという特別な理由がある人以外は避けてあげたほうが良いと思います。
大人が自分の責任で行うのであれば、だれも文句は言わないと思いますが、例えば判断力のない(少ない)未成年には、正しい寄付先というリテラシーを教えてあげたほうが良いと思います。
他の商品と同じように寄附にも一流と二流とそれ以下があることを。
お店で売られている商品は、よく目にしますから、誰でも審美眼があるとおもいますし、マスコミでも本でも、一流品(ブランド品)を特集しているので、イイものはイイということがよく理解されています。
同じお金が流れるものでも、寄附となるとどうでしょうか。余りしていないと、良いものと悪いものがよく分かりませんよね。
寄付先にも一流(ブランド)があります。
同じ寄付をするのならば一流ブランドがおすすめです。
そして、多くのマスメディアは、グループで募金とかチャリティーのキャンペーン活動をしているので、寄附に関しての評価をしません(自分の格付けはしない)。
小売店やコンビニなどの店頭にある募金箱、暑い中や寒い中に街頭で募集している寄附行為、何かを買ったら売上のパーセンテージをどこそこに寄附をしますという商行為。
どれもあって良いものだと思うし、頭から否定するべきものではありません。しかし、私はこれまでにこのような寄附に応じるのは「寄附」という行為に対し失礼と感じたので、どうしてもできませんでした。
私にとって寄附とは、そのお金を受け取る人へのプレゼント。
プレゼントですから、商品代金を支払うレジの脇の箱に、もらった小銭の処分とばかり箱に入れる事は出来ません。
街を歩いていてたまたま路傍で見かけた人のもつ箱へ入れる事も出来ません。
商品を買って自分の物欲を満たしたついでに寄付をする事は、その商品を選ぶ基準に全く加味することは出来ません(寄附関係なして欲しい商品だったら寄附が付いていても買います)。
最近見かけたのは、マッチングギフトという言葉。
グルーポン社が販売する寄附クーポンは200円ですが、社が200円足して相手には400円届く仕組みでした。
山口県内のイオングループのマックスバリュというお店で見かけた募金箱には「皆様からお寄せいただいた募金の総額とほぼ同額を、イオン1%クラブが加算し、寄付させていただきます」と書かれていました。
「なんだ、悪い話ではないじゃん」と思うかも知れませんけど、もともと寄附ってそんなモノでしょうか。
繰り返しますけど、私にとっての話ですけど、寄附は相手へのプレゼント。他人のお金を50%たして、自分が払ったお金を2倍にして届けるのは、それはプレゼントとしてよくありません。
ということで、これまでの寄附は相手の口座か、相手が特定できないときには日本赤十字社と決めていました。
寄附はいつでもどこでもしたいとか、カジュアルにできるからこそ寄附を続けられるという人にとっては、レジ横の寄附箱は意義のあるものですね。
ちょっと信じられませんが、いつもお釣りの小銭をコンビニのレジ横の募金箱に入れている人が、ある時、商品の代金がすこし足らなかったときに、店員に、いつもこの箱に小銭入れてるんだから今回この箱からちょっとだしてくれと言ったとか。
この人の寄附行為は事実でしょうから評価すべきですけど、寄附という文化にとって、レジ横の募金箱はマイナスの貢献をしているんじゃないかと心配です。
ということでまとめると、
寄附は日赤(日本赤十字社)にかぎる。
という話でした。
ちなみに、大抵の皆さんは日赤の社員になっていると思います。自治会とか町内会を通じて、日赤に500円以上払っている人は社員です。
0 件のコメント:
コメントを投稿