2011年3月16日水曜日

メディアの震災映像見過ぎで神経がマイっているということがわかる出来事

負のエネルギーいっぱいの災害映像やエピソードを見聞きしていて、自分のエモーションもマイナス方向にぶれているんだなーと感じます。

以下は記憶で書いていますので、細かい表現は違うかも知れません。

今日、仕事で車に乗っていました。
東北太平洋沖大地震発生時と同じように同乗者が居ましたが、今日はしっかりラジオを付けていました。NHK-FMです。
15時前だったと思いますが、リスナーからのメッセージで、アンパンマンやNHKのアニメの曲がラジオから流れると子どもが喜びますという内容のメッセージが読み上げられました。その時の放送は、被災したリスナーや、阪神淡路大震災の経験者のリスナーから寄せられたメッセージを紹介する番組でした。

そのメッセージを紹介した後、『一呼吸置いて』じゃあおかけしましょう、アンパンマンマーチです。と紹介し、なんとNHKから、民放で放送しているアニメ「アンパンマン」のアンパンマンマーチが流れたのです。

びっくりしました。え?って感じ。

アナウンサーの声の、ホント微妙な感じで分かったんです。メッセージを読んだ男性アナウンサーの、曲紹介の前の一瞬の「間」と、紹介の時のトーンの変化で、ほんの少しだけ、いたずらっぽく曲を紹介したんです。「NHKでこの曲かけますよ。意外なプレゼントでしょ」という感じで(もちろんこんな言葉喋ってません)。

確かにこのアナウンサーの心の声と、放送スタッフの被災地へのビックリプレゼントという気持ちを感じました。

で、用事が終わって、4時台にまた車に乗っていたとき、男性アナウンサーが、先程のアンパンマンマーチの放送への反響がすごいんですと言っていました。

またメッセージが読まれ、アンパンマンマーチありがとうございました。避難所で聞いています。子どもが好きなアンパンマンの曲がもう1曲あります。それはアンパンマン体操です。と紹介しました。

そして、、、、

やっぱり、かかりました、アンパンマン体操の曲が。

その瞬間、ハンドル握っているにも関わらず、涙が出てきてしまいました。

NHKの粋なはからいと、放送人として被災地へ出来ることをしたいという心意気のようなものを感じたからです。


私自身、この2曲は子供に付き合ってしょっちゅう聞いていますし歌詞もおぼえるくらいです。この曲の歌詞が、またとてもクリーンな言葉だけを使っていて、とてもポジティブな内容なんです。

ただ、私が「こんなこと」で運転中に涙してしまうこと自体、地震の被災者じゃないにもかかわらずストレスで精神が平常じゃないことが分かりました。

悲惨な映像から少し距離をおくべきかもしれません。

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