2010年3月5日金曜日

レジ袋有料化一時休止の影響その2

で、消費者の意見を聞くまでもなく、エコロジーのため、CO2排出量削減のためという大義のため、レジ袋の有料化と なったわけです。

もう一度書きますけど、レジ袋有料化は、大義のためです。CO2削減のためです。

ですから、たとえ不便とか、痛みを伴うとしても、それは許容しなくてはなりません。我が家はレジ袋有料化は認めてないから、他で十分エコロジーだから、レジ袋は無料でください、、、、、と言ってもダメです。そういう自由は勝手であって許されないと言うのが、みんなの共通認識です。

選択肢はないのです。消費者には。

スーパーにしてみたら、レジ袋有料化で、今までタダであげていたものが商品として売れるので嬉しくても、嬉しくなくても、そういうことを発言する自由はありません。レジ袋渡す量が減ったので袋の使用料が減り、レジ袋の仕入れの量が減ったのでコスト削減につながったとしても、それは副作用ですから粛々と受け入れるだけで結構です。皆がマイバックで来店して、万引きしている人が見分けにくくなったと言うのも、大義の前ではそれは副作用として受忍すべきです。

選択肢はないのです。小売店には。

でも、でも、こんなニュースが有りました。
埼玉・群馬を中心に食品スーパーマーケットを運営する株式会社ベルク(本社・埼玉県寄居町)は、ベルク川口前川店(所在地・川口市前川町4-153-3 )で実施している「レジ袋有料化」を一時的に休止すると発表した。ベルク川口前川店では、「レジ袋の大幅削減に向けた取り組みに関する協定」に基づき、 2008年11月10日からレジ袋を有料化に取り組んできた。

先日、レジ袋有料化の中止を発表したサミット川口赤井店に続く動きでサミット同様に「レジ袋有料化の直後から売上や客数の減少が続いている」という。レジ 袋有料化の取組を一時休止することを川口市へ申し入れ、2009年3月2日で「レジ袋有料化」を休止し、3月3日からレジ袋の無料配布に戻す。また、3月 3日以降レジ袋を辞退したお客に対して、エコポイ ントとして「ベルクカードポイント」を2ポイント付与するサービスも再開する。
武者返し:レジ袋 /熊本
地球温暖化防止のため、熊本市が始めたレジ袋削減運動に賛同して有料にしていたスーパーマーケット、ダイエーが「一時休止」して無料にもどした。 看過できないほどの売り上げ減少が理由という。
市と削減協定を結んだ39事業者の店舗では、レジ袋を断る人が増えている。マイバッグ持参率は、目標の50%を大きく上回り、79%になってい た。それだけに市は、ダイエーの休止を残念がる。
買い物に行くと「マイバッグ持っています」の声をよく聞く。消費者の意識は変わり、有料、無料にかかわらずレジ袋削減に協力する人は少なくない。
ダイエーの有料化をきっかけにマイバッグ派になった人も多いはず。あくまで「一時休止」というから、売り上げ回復後の復帰を信じたい。
えーー、選択してるじゃん、思いっきり、小売店は。

エコロジーや、CO2削減と行った「大義」は、こうも薄っぺらいものだったのでしょうか。たまたま自分の進む方向と合っていたから、利用して、進む方向と違ってきたら、あっけなくポイなんて。

これこそ、社会貢献活動の「使い捨て」じゃないかと思います。

ちなみに、私は、家のゴミ箱にかぶせて使うレジ袋がなくなったので、ホームセンターで、100枚入りのレジ袋タイプの袋を買って使っているのでした。好きなサイズを選べるし、スーパーのロゴとか入って居ないし、けっこう良いです。

レジでは、レジ袋辞退しているから、エコロジストに見えますよ。ちゃんと。

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