2010年9月11日土曜日

iPhone4のiOS4.1の新機能「HDR写真」の効果が素晴らしい。

iPhoneのOSがアップデートされました。4.1です。
早速適用してみたんですけど、新機能のHDR写真写真がスゴク良いのでそのことについてエントリーします。HDR写真というのは、「High Dynamic Range」の写真のことです。

デジカメで写真を取ることは多いと思いますけど、人間の眼と比べて、デジカメのCCD(やCMOS)は、見える範囲が限られています。その結果どういう事になるかというと1枚目の写真のようになります。


背景の「空」に基準を合わせた写真
1枚目の写真では、木と空のうち、空に基準を合わせて撮影しています。すると、明るい空に合わせて露出などが決められたので、空と比較して暗い木の部分は、真っ暗になってしまいます。空の明るさから木の部分の暗さまでをカバーしきれずに、明るい方に合わせたために、暗い部分の明暗が表現しきれ無くなってしまいました。

これはデジカメの限界です。
木を基準とした写真
2枚目の写真は、同じ時に、同じ空と木を写したものですけど、「木」の部分を基準に撮影したものです。こんどは、基の部分の明暗はわかりますけど、明るい空の部分が白く潰れてしまって、明暗が無くなってしまいました。

そこで、iPhoneのiOS4.1で搭載されたHDRモードが役に立ちます。HDRモードをオンにして撮影すると、露出などの設定を変えた2枚の写真をとり、それを合成して、明るいところから暗いところまでカバーした写真が撮影できます。

iPhone4で撮影したHDR写真
3枚目の写真だと、空の部分の明暗と、木の部分の明暗が両方再現されています。これがデジカメでは難しいんです。人間の目より、性能が悪いので仕方がありません。別に携帯カメラだからだめということではなくて、本格一眼レフカメラでも、両方を再現するのは難しいです。ただ、本格一眼レフカメラには、RAWモードというのがあって、RAWモードで撮影しておくと、HDR写真はあとから創りだすことが出来ます。

iPhone4での写真撮影が凄く良くなりました。ぜひアップデートしたほうが良いと思います。
スゴク良くなったので続きます。

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